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君に熱視線゚
第22章 君に熱視線゚
ごめんッ苗──!
嫌いになった訳じゃないっ
すごく好きだからッ
だから‥
もっと俺がっ‥
俺がアイツと張り合えるくらいになったら‥
その時、もう一度‥‥
アイツに負けないって自信がついたら‥‥‥
それまでこの想いは‥
封印しておく‥‥
アイツにも‥
誰にも負けないッ‥
って──
そんな《自信》という名の《鍵》を見つけるまでは‥
この想いは大事に封印しておくから‥‥‥
別れのメールを送ってから苗からはまったく連絡がこなかった──
その方が都合いい…
着拒否設定はできなかった──
そんな事すると苗を傷つけるような気がして‥‥
でも、これはたんなる言い訳かもしれない…
心のどこかで待ってる気がする──。
《別れたくない──。》
苗からのすがるようなそんな電話を…
俺はどこかで期待していた…