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君に熱視線゚
第26章 夏休みの予定
頭に浮かぶのはやっぱり苗のこと‥
付き合えると思ってあんなに浮かれたのが嘘のように今は胸が苦しくて痛い‥
ただひとつだけ救いだったのは、自分の校舎と苗の校舎がすごく離れていること‥‥‥
多分、いつかは平気になるよな‥‥‥
顔を見なきゃ忘れられるかもしれない‥‥
苗に会いさえしなきゃ…
今はそう思うしかなかった。
「ねぇ、なえちん!
時間あったらちょっと買い物付き合ってよ!」
「うん、いいよ」
由美は高校初めての夏休み。‥ちょっぴり大人になるために今年は絶対ビキニの水着を買う!!‥そう心に決めていた。
「なえちんは今年も田舎に帰るの?」
「うん、
いつも通りの夏休みだょ‥
たった2日で初カレにフラレちゃった苗はいつも通りの夏休みを送るだょ‥‥」
「‥うっ──」
‥しまったっ…余計なことを聞いたかも知れない…
「あっでもさっ…
返って早く別れてよかったかも知れないよっ!
だって、夏目クン結構彼女コロコロ変えるってウワサ聞いたし‥‥‥」
「えぇ!!?──
それ‥‥
マジンガー!!?」
「ぅ、うんっ…」