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君に熱視線゚
第26章 夏休みの予定
電話の相手は兄さんの確率が非常に高かった──
‥大ちゃんからな訳ないしな……
そう思いながら切れてしまった携帯を開くと──
「ひぇ!?
こんなに着信が‥」
買い物をしてる間に掛ってきていたようだった‥
「も、もすもすッ──」
『遅いッ
なにやってんだ!??』
「ごみんなさぃ……
マナーにしてたから気づかなかった…
今、由美と街で買い物してる」
『由美ちゃんと?
‥ならいいけど‥‥‥
今日は終業式だったから荷物がたくさんあるだろ?
送ってやろうかと思ってかけたんだけど…』
送るなんてホントは口実に過ぎない‥
晴樹はなるべく苗の側に居たいだけだった──
「荷物は少ししかないょ
昨日、たくさん持って帰ったじゃん」
『‥それもそだな‥//』
そう、晴樹は昨日も苗を送ってくれている‥
‥毎日会いたい‥‥‥
好きだからそう思うのは当たり前のことだった‥
『じゃあ今、俺も街にいるし何か冷たいモンでもご馳走するから二人で【グラシアス】においで』
「えっマジンガー!?
いくいくっ今から行くから!!」
『‥(マジンガー?)…あぁ、じゃな』