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君に熱視線゚
第26章 夏休みの予定
「あぁ、連れてってくれるってか‥
毎年、お盆過ぎてから家のリゾートホテルを結城の生徒に割安で解放してるんだよ。お盆過ぎれば暇になるしね。
今回、ちょっと俺が‥
田中家に迷惑かけちゃったから、うちの爺さんがさ…苗ん家の家族を招待するっていうから由美ちゃんも行くなら頼んでみるけど?」
そう、晴樹の友人関係のせいで巻き込まれ誘拐されたお詫びにとお爺の提案だった……。
ただ、お爺は苗と遊びたいだけという理由はあえてこの場は伏せておこう──
「えぇ!??
招待ってことはタダってことだょね?!」
そして苗はタダ、と言う言葉に興奮していた。
「ああ、交通費も全部出すよ」
「由美どうする!?」
「もちろん行くに決まってる!!」
「じゃ、決まり!
プールもあるし人工の海もあるから盆過ぎでもクラゲに刺される心配はないよ♪
是非、悩殺ビキニを楽しみにしてるから」
「‥///‥」
ミラー越しにウインクされて悩殺されたのは由美の方だった‥
―バタン!
「じゃ、日程が決まったら連絡するね!」
由美を送り届け苗は手を振る。少し車を走らせると晴樹は急に車を止めた‥