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君に熱視線゚
第27章 任務!
―コンコン!
「晴樹サン‥苗さんがお見えになりましたが、もうお部屋にお通ししても?」
―カチャ!
「来た?‥‥//」
返事するよりも先にドアを開け、晴樹は嬉しそうに村井に確認している。
‥待ち侘びててしょうがないって感じだな…
「では、すぐにお通し致します‥‥‥‥クスッ」
「‥‥//」
村井に笑われ晴樹は気まずそうに目をそらした──
コンコン!と再び扉がノックされ苗が部屋に入ってきた‥
何やら手には大きめの袋を下げている‥
「──…っ…」
‥コイツ‥また何かお持ち帰りする気じゃねぇだろぅな?…
晴樹は一瞬警戒していた‥
そして、硝子テーブルの上に勉強道具を広げ腰を据える。
ノートに目を向けながら苗は晴樹の部屋をチラチラと物色しはじめていた‥
「苗‥どこがわかんないんだ?」
「え?」
「え?‥じゃねぇだろ?
さっきから手が全然動いてないくせに?
言えよ、教えてやるから」
「も、もう少し自分で頑張ってみるょっ!」
晴樹の言葉に苗は慌てた。
‥ゥムぅ〜困った──
兄さんちょっとでいいからどっかに行ってくれないかな…
これじゃ物品が手に入れられないょっ…