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君に熱視線゚
第27章 任務!

苗の顔に少し焦りの色が見え始める

「…苗?

もしかして調子悪い?
変な汗かいてるぞ…」


そう、苗は普段使わない頭をしきりに使ったせいで脂汗をかいていた…


「大丈夫か?」


本気で心配してくる晴樹に苗はその場凌ぎの嘘をつき始める

「兄さん、薬ある?
苗、ちょっとお腹が‥」

‥よし、これで兄さんが薬をとりに行ってる間に物色を‥‥フフ


自分の策に小さくほくそ笑んでいると──


「腹か?
よし、ちょっと待ってな」

―カチャ
「あ、村井?ちょっと腹痛止めの薬持ってきて‥‥
ちょっと‥苗がね‥頼んだよ──…今、村井が持って来るから‥。」



「・・・──…


ありがと──‥。」


内線で村井に薬を頼んだ晴樹は部屋から一歩も出なかった……。


ピピーッ…√

コードネームN!
ただいまピンチです!!


√うむ‥敵は中々手強い!!──…引き続き物品奪取頼んだぞっ


ハィ!隊佐!!





苗は心の中で独り遊びを始めていた。

冷や汗を吹き出しつつ、苗はペンシルを握り締める…




「苗、‥‥‥大丈夫か?

ちょっと青いぞ‥」


晴樹は苗の顔を覗き込み額に拭き出す汗をティッシュで拭いてくれている‥


「苗……

お前、ちょっと横になってろよ──」

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