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君に熱視線゚
第27章 任務!



「はあ──‥」



晴樹は苗を見送ると自室のベッドに横になり長いため息をついていた‥



‥苗…

目を閉じるとさっきまでの行為が思いだされ、再びたぎるような熱が晴樹を襲う‥



苗は今まで俺の周りにいた女達とはパターンが違う‥

違い過ぎる──


兄さん‥



兄さん‥‥



俺はどうやっても兄さんとしか見てもらえない‥‥


なんでだ?


俺は苗のことをこんなに女として意識してるのに――


ベッドでキスして抱きしめて‥‥‥こんなに意思表示してるのにッ‥



なんでアイツはッ‥



苗は気づいてくれない!!?




このままじゃどうにかなりそうだッ!!



苗‥‥‥‥


どうしたら俺の方を見てくれる?



どうすれば‥




俺のものになってくれる?




欲しくてしょうがない‥


好きで‥




大好きで‥堪らない…




苗の傍に居たい…





トイレから戻ってきて屈託のない笑顔で別れを告げる苗の顔が思い出される‥




‥俺と離れるのが辛いなんてみじんも思ってない笑顔‥‥



晴樹は苗のメールを開く‥


『兄さん‥苗の傍にいて』


何度見ても切なさが込み上げる

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