この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
君に熱視線゚
第3章 ランチ
「えっアタシもいいの?」
苗の突然の語りかけに由美も驚く
「由美は行かないの?」
… いや、行きたいけど誘われてないし
由美は戸惑いを見せる。
「行こうよ!お勧めはパスタだけじゃないんだよ
ねっ、兄さん!!」
「あ、あぁ…」
「‥でも‥//‥」
口隠(ごも)る由美に晴樹も誘いをかけてくれた
「君もおいで。美味しいのはパスタだけじゃないかっ‥」
――ガタガタッ!と慌てて中島が席を立つ。
「あたしも!!
あたしも行きたいっ!」
中島が出遅れちゃまずい!とばかりに勢いよく立候補した
「‥お前も来るか?」
「いや、俺は遠慮しときます」
晴樹はついでにお兄ぃにも声をかけた
そして、日曜の予定を決めながらみんなでコーヒータイムを楽しんでいると、妙に華々しい姉さん達がよってきた…
襟にはエンジ色の校章バッチ‥
彼女等はここの三年生のようだ‥そして、座ってる晴樹の首に腕をかけ、絡みついてくる‥
「ねぇ‥晴樹‥‥‥
この子達誰?」
「なんだ‥お前か…」
後ろを振り返り、巻き付いた腕をうざったそうにほどきながら晴樹は言った
… おぉ、いかにもお嬢様だ…
苗は晴樹に絡んできた女子を見てそう思った