この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
君に熱視線゚
第28章 事件!
「ぅん‥お金には毎回困ってんだけどね‥
今回は非常にピンチなんだょ‥」
「‥?」
苗はどことなく暗い表情のまま、今回の件を武に相談した。
「──…うーん、なるほど…盆栽と慰謝料ですか‥結構な金額ふっかけてきましたね‥
お嬢──…俺が行って話しつけますよ!」
「ぇ‥でも、タケちゃん引っ越しで大変だし‥」
「いや!
引っ越しは若い衆らがやってるから気にすることはない‥
それに、お嬢が大変なことに巻き込まれてるのをみすみすと見過ごしたら親父に何言われるか──
向こうの被害者だって、話し合いに高校生が行ったって相手にはしないでしょう?
かと言って身重のお袋さんや爺さん婆さんでは…
やっぱり、こういうことは大の男が行った方が簡単に話しはつくってもんですよっ」
武の言うことは確かにある‥‥
苗はこの場は武に任せることにした‥
「タケちゃん‥
ありがとう‥
後でハグだねっ」
「は!??‥//」
苗の言葉に武は赤面しながら慌てた。
苗はとりあえず家に電話して事の内容と満作の様子をオカンに説明し、武と被害者宅へ向かった‥