この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
君に熱視線゚
第28章 事件!
ぼったくった相手を逆に脅迫罪として訴え慰謝料を反対に請求することも出来る
‥極道はバカではなれない
「じゃあ‥
せめて、コレだけでも‥」
武はそういうと主人に迷惑料だと言い、菓子折りを手渡した。
主人は遠慮しながらそれを受け取ると、反対に礼を言いそそくさと家の玄関を閉めた‥
「‥‥‥よかったのかな‥
これで──…」
帰りの車の中で苗の疑問に武は答える
「なぁに‥
たぶんアイツは始めからぼったくるつもりだったんでしょう‥
あんなにあっさり引き下がること自体からして怪しいじゃないですか」
「それも、そうだね
世の中、素人でも悪い人ってそこら中に居るもんなんだね‥
ヤクザのタケちゃんの方が苗にはよっぽどいい人に思えちゃうょ‥‥‥」
苗のぼやきに武は無言だった‥
なんだかんだ言ってもやっぱり武は極道‥
それなりに悪いコトは沢山してきている‥
ただ、物騒な今の時代‥素人も極道も大差がなくなってはきているが‥‥
苗はそのまま警察署に戻り、署長に説明して満作を釈放してもらった‥