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君に熱視線゚
第28章 事件!
‥なんで出ないんだ?
苗の奴……
晴樹は昼御飯に誘うつもりで何度も苗の携帯に電話を掛けていた──
‥まさかまた、マナーモードで気づかなかったとか言わねーよな?
晴樹はそれもあり得るかも‥
そう思い、取りあえず苗の家に電話をかけてみた‥
ジリリン
「おぃーッス!!」
『──っ…陸か?
結城の兄ちゃんだけど、
苗はいるか?‥』
「お、兄ちゃんよく当てたな!」
‥最近、三つ子のパターンが読めてきたな…
陸は晴樹を褒めながら、苗の不在とその理由をコト細かく語って聞かせた──
『ッなに──!?
手助けして貰ったお礼に引っ越しの手伝いだって!!?』
晴樹は陸の説明に声を荒げる!
『何時頃行ったんだ!?
‥‥あぁ‥‥‥そうか‥
わかった‥じゃあな。』
プツ――
‥藤代組の人に助けて貰った‥‥
クソッ…夏目の次はあの人かよッ──
晴樹はある人物を思い浮かべ舌打ちすると、貴志に電話を入れた。
「──お、なんだ?腕の傷はもう、いいのか?」
『いや、まだ痛い!!
それより、藤代組の場所教えてくれ!』