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君に熱視線゚
第28章 事件!
「───ッちょっ!
お嬢ッ──…」
「‥ん?なに、タケちゃん」
晴樹の方に行こうとした苗の手を武はとっさに掴む!!
‥おっ!なんだなんだっ!?
その武の行動に貴志と組員はウキウキしながら目を輝かせ、晴樹はもちろん‥
‥なんだよあの人っ──
キレていた。
「あのっ…全然、迷惑にはなってないんでッ‥‥
大事な作業は朝一番で終らせてありますからッ──
あとは人手があった方が助かる作業ばっかりなんで‥
ぃ‥‥ぃてくれると‥‥
助かるんですが‥///…」
「──‥そう!?」
「ハィ‥//…」
イキイキと聞き返す苗に武は真っ赤になりながら答える
そして苗は晴樹を振り返った。
「兄さん!!
苗も居た方がいいってさっ!恩人の頼みとあっちゃぁ断るわけにゃあいかないょ!」
思いきりヤル気満々だ──
もう引き止めることは不可能だと晴樹は諦めた。
「……っ…わかったよ…──その代わり俺も手伝うからな」
絶対にこの場に苗だけは置いてはいけない‥‥
晴樹は今後の展開に不安を抱え、貴志を睨む。
「なんで俺を睨むんだ?」
「すべての元凶がお前のような気がしてなんねぇからっ」
「………」
眉根を寄せたて背中を向けた晴樹を貴志は見つめた。
「じゃ、取りあえず昼飯食ってから始めましょうか!」