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君に熱視線゚
第28章 事件!
組員に呼ばれ、晴樹達も昼御飯を一緒に過ごしていた。
そして、楽しい昼食タイムは爆笑の渦に巻かれている‥
苗は案の定‥
おにぎりのノリでお歯黒と言って貼り付け遊んでいる‥
それを見た貴志と武は、
口から米粒を勢いよく吹き出し向かい側に座って居た晴樹に顔シャしていた──
「……っ…」
‥こいつらっ…
絶対、地獄に送ってやるっ…
マサは気の毒そうに晴樹にオシボリを差し出していた。
「じゃあ、今日はほんとに助かりました‥
自分達もこれから、鬼頭の本部に集まることになってるんで‥」
粗方、引っ越しも終わり晴樹と苗は貴志と藤代の組員達に見送られる‥
「じゃあ、ジョージにも宜しく言ってね」
姿の見えなかった御大は辰治のところに居るらしかった──
立ち去る車を見送りながら、貴志は声をかける‥
「武サン‥‥‥」
「──…ハィ」
「俺‥
前に忠告しなかったっけ?大事な親友のもんだっ!て‥‥」
「…//…っ──」
「まぁ、人の心に枷ははめらんねぇからしょうがないけどさ、これから何かしでかす気なら──…
是非、俺を呼んでくれっ!」
貴志はキラキラとした目を武に向けていた……。