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君に熱視線゚
第29章 恋慕
ムィンミンミン‥
「ひぃ暑いよなぁ今日も‥」
「あぁ、酷暑だわ
サッカー部の奴ら死んでるぜ!?きっと」
「やっぱ、夏は水遊びに限るよな!──…それより夏目!お前、さっきコーチに呼ばれてたけどなんだった!?
やっぱりあの”話しか?」
「あぁ‥」
「何だよ、あの話しって?」
夏休みの強化合宿も今日で最終日を迎え、強烈な酷暑の中、水泳部員達だけが快適な合宿生活を送っていた‥‥‥
ただ、その中の一人‥夏目だけは特別メニューをプラスされハードな練習をさせられている‥
「コイツ、コーチに都大会狙って見ろって言われてんだよ」
「へぇ、スゲーじゃん
元、五輪の監督に言われるなんてよ!!
そのうち、国体だ五輪だ、つってくるぜ?」
高1のわりにしっかりと体の出来ている夏目は監督やコーチから密かに期待を寄せられていた‥
そのために、夏目だけ午後からは筋トレをプラスさせられている―――
「でも、さすがプロが作った筋トレメニューだよな
お前、スゲーいい体になってんぞ
学校始まったら、まぁたモテモテなんじゃね?」
「ばか、キモイッ!
触るなよ」
仲間の部員は夏目の身体を皆で撫で回していた