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君に熱視線゚
第30章 田舎

「すいませーん」


晴樹が仕方なしに読書をしていると甘ったるい声で呼びかけられる



振り向くとハンターの目をした女子大生三人組がいた‥



「ねぇっ、さっきは遠目だったけど近くで見ると超イケメンじゃんっ」

「ほんと、これだったら三人で頑張って山分けしようよ!」




‥何を山分けする気なんだ!?



声を掛けたままボソボソと話し合う声が晴樹の耳に聞こえてくる‥‥




“山分け”──彼女達はそれぞれで頑張って奪い合うより、みんなで仲良く頂きましょう‥という計画を立てていた




「//‥あのー‥お一人ですか?」



「いや、彼女と一緒です」


「──…?…//」



話しかけてきた一人に晴樹はあっさり言い張った。



ボソ‥
「彼女とだって‥」


「ぇー嘘だょ‥
だってあたしさっきホテルマンに聞いたもん!
一人で泊まってるって‥」


なにっ!?


再び話し合いを始めた女達の言葉を聞いて晴樹はバサッと読みかけの本を閉じるとその場を離れた。



‥5つ星のホテルも落ちたもんだな?勝手に個人情報他人に漏らすなんてっ

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