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君に熱視線゚
第30章 田舎

「じゃあ、ご馳走様です」

「こっちこそ手土産有難うね!
悟も苗ちゃん送ったら寄らずに真っ直ぐ帰ってくるのよ!!」

「わぁってるって!じゃ行くぞ、苗!!」


賑やかな晩餐を済ませ、悟は苗を送るため自転車の後ろに乗せて叔母さんの家まで暗い夜道を走った‥



「苗!‥」


後ろで鼻歌を歌う苗に悟は急に話しかける‥


「なに?」


「お前、彼氏まだ出来ないのか?」


「‥」


今の苗には禁句の言葉だった。



「できただょ‥‥」


「ぇマジで!!?

スゲーじゃん」


「2日でフラレたけど‥」


「‥





そか‥

いろいろあったんだな」


「悟ちゃんは?

エミちゃんだったっけ?
彼女の名前?」


「あぁ、それはだいぶ前の彼女じゃん
今カノはサオリっつーの‥」


「だいぶ前って‥去年の夏だょ?一年に何人代えてんのさ‥」

「‥衣替えみたいなもんかな」


「‥‥ふーん‥

やっぱ男の子ってそんなもんなんだね…」


「‥」


‥大ちゃんだけじゃないんだ…
そういや、兄さんだって、おハレンチな学園生活送ってるしな



苗は妙に納得していた‥

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