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君に熱視線゚
第30章 田舎
叔母はそういいながら仕方無しに携帯を手にしボタンを押した
♪〜♪〜プツ‥
『‥プツ‥って‥‥っ』
「もしもしぃ〜。‥ 」
―ツ――‥
「‥あら、
苗ぇー切れちょるが?」
叔母ちゃんは携帯のボタンを押し間違えていた‥
そして晴樹は切られた携帯を握り締めたままキレている
──…っ…なんでアイツ、電話切るんだ!!?
なんか嫌な予感がする‥
まさか、幼なじみのヤツと?
晴樹が不安な思いにかられていると、携帯の着信が鳴りだす
「もしもし‥」
『あ、兄さん?何?』
「苗‥今、どこに居る?お前なんでさっき電話切ったんだ?」
晴樹は不安を押し殺し苗に尋ねた‥
ちょっとしたことが気にかかる‥
何でもないことでも不安で堪えられない‥‥
苗にとって自分はただの‥
そんな気持ちが晴樹を臆病にさせていた…
『さっき、手が放せなくて叔母ちゃんに携帯出てもらったんだょ
したらさ‥ボタン間違えて切っちゃったみたいで』
「なんだ‥
じゃあお前、今叔母さんの家か?」
『うん。』