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君に熱視線゚
第31章 幼なじみ
そして、得意の持ち帰り戦法‥‥
いつの間にか苗の雰囲気に飲まれて俺もパック詰め手伝ってたんだよな
そして自己紹介しても苗は俺を“兄さん”と呼んだ
思えば俺の兄さん人生は、こっから始まった訳だ‥
あまりの突拍子さに大ウケして腹筋が痛かったのも憶えてる。
退屈な学園生活のうえ、周りにたかってくるヌーの群れ…
あまりの退屈さに、つい苗の事を思い出し、学園の情報ネットで苗のクラスを探して‥俺は合併早々、アイツに会いに行った‥
また、何か笑かしてくれそうな気がして‥
一緒に食事して‥
泣いてる苗に制服を作ってやって‥
苗にならなんでもしてやってる自分がいた‥
スポーツ大会の種目決めの時も学年合同の集まりで、いつの間にか苗を捜している自分が‥‥‥
なんだ…俺にしてみりゃ結構な片想い歴綴ってんじゃん
‥‥ハァーー。
晴樹はため息をつくと天井を見つめたまま額に腕をかざして目を閉じる‥
苗のことが好きで、どうしようもない自分がいる‥
苗と‥‥‥‥
苗とキスしたくてどうしようもない自分が──