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君に熱視線゚
第31章 幼なじみ
晴樹は密かに可愛いと思っていた‥
‥なんだ‥
じゃぁせっかく二人きりなら部屋でディナーの用意してもらおうかな‥
晴樹はそう思いたつと直ぐにフロントに行って予約を入れる‥
急な予約の為、少し時間は要するものの部屋食の段取りをしてくれるとのことだった。
その間、晴樹は苗をホテルのビーチに誘った‥
丁度いいタイミングだったかも知れない‥
夕暮れ時、雰囲気のいいサンセットビーチを歩いているとつい、恋人気分になってしまう‥
晴樹はなんとなく、苗に手を差し出した‥
だが肝心の苗がその場に見当たらない。
「兄さーんっ…
サンダルで砂浜は歩きにくいだょっ」
「──…//‥」
苗はサンダルのカカトをズボズボ砂に埋めながら遅れて歩いて来ている。
‥コイツといいムードを堪能しようってのが、そもそも間違いなんだよな‥//
晴樹は半ば諦めながら、
苗をビーチに開設されているオープン型のカクテルバーに連れて行った
「ディナーの準備まで少し時間がかかるから何か飲むか?」
「うん!
それグッドですょ!」
苗は晴樹にグッ!とサインを送って答えた
「‥‥で、何飲む?」
「あ、あそこの人が飲んでるのがいい!」