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君に熱視線゚
第3章 ランチ


晴樹はしきりに由美に感想を語りながらパスタを頬張る苗を眺めた。


…相変わらず旨そうに食べるな‥‥‥


晴樹は苗のこの食べっぷりを結構気に入っていた。

今まで周りにいた女達は姿形だけを気にして、結構チマチマと食べる奴ばっかりで一緒に食事に行っても旨そうには見えなかった‥‥



「晴樹サン‥なんか楽しそうですね‥‥」

「え、そぉか?」


「さっきから顔が笑ってますよ…」



中島は苗を眺め密かに微笑む晴樹をずっと観察していた‥


「俺、笑ってた!?」



晴樹自身も中島に指摘され戸惑っている…



「ところで兄さん!
この余った料理を‥」


苗がテーブルの上にある料理を眺め何かを言いかける。

「わかってるからそれ以上ゆうな…」

苗に口止めし晴樹は言った


「さすが兄さん!」

「ただし、周りの客の目があるからこの料理は持って帰れないよ」


「‥はっ!なんてことを!?」


苗は余りのショックにガタガタッ!と椅子から立ち上がり固まってしまった

それもそう…前回は貸し切りだったため苗のご乱行を黙認したが、今回は普通の営業日ということもあって周りは一般客で埋め尽されている…

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