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君に熱視線゚
第32章 愛着
‥15分はけっこう長ぇぞ
苗の答えを聞いて暑さが余計に増した
「兄さん!この程度で弱音を吐いちゃダメだょ!
暑いってことは生きてるしょうこなんだからっ
ほら見て!あそこの蛙サンはもう、暑さも痛みも感じないんだよ‥」
そう言って苗の指差す方に視線を向けると、アスファルトの上でカラッカラに干からび干物になった蛙サンの亡骸が‥
‥‥‥
見なきゃよかった
そして苗は続ける‥
「雨が降るとね水分を吸収してブヨブヨにふやけっ‥」
「苗‥
もぅわかったから‥」
晴樹は熱弁しそうな苗を制御していた
しばらく歩くと、陽招館の看板が目に入ってくる。
苗は民宿の裏口へと晴樹を連れて行った。
そして、朝食の後片付けをしているおばさん達に苗は晴樹を紹介する‥
「あ、おばちゃん!
さっき電話で話したっ‥と!?」
「すいません、急に無理言って!
結城っていいますっ。出来そうな雑用ならなんでも言って下さい。」
苗に自己紹介させると何を言い出すか解らない!
そう思った晴樹は苗を後ろに押しやり真っ先に自分で名乗っていた
「‥‥‥///‥あらあら、これまた、えぇ男前だねぇ苗の彼氏は」