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君に熱視線゚
第32章 愛着
「ちょっと、大介ーー!!
彼女が来てるわよぉ!」
‥はぁ!?彼女?
一階から呼ばれた夏目は母親の言葉に目を見開く‥
部屋のベットで横になり、本に目を通していた夏目はガバッ‥と起き上がると一階に降りて行った‥
‥一体誰だよ?
まだ、失恋の傷も全然癒えてない‥
由美に言われた言葉が重くのしかかり、せっかくの夏休みだというのに何もする気になれないでいた…
夏目は玄関の扉を開ける
「はろ!元気してた?」
「‥‥なんで家がわかった?」
目の前に居たのはアキだった‥
「友達に聞いたの‥
だって夏目クン連絡もメールも返してくれないから…
ごめん。迷惑だった?」
「‥‥べつに、迷惑とまでは言わねぇけど‥‥‥」
‥はっきり言ってうざい返事を返さない時点で興味ないってわかってほしかった―――
ただ、アキも薄々感じてはいたが諦める気がなかっただけ‥
最初から押しまくるつもりだった‥‥‥
「‥で、何か用?」
冷たい表情で言う夏目にアキは言った
「合宿終わったら遊ぶ約束したじゃん!
暇そうだし今から行こうよ」
「‥勝手に暇だって決めんなよ。」
‥確かに暇だけど