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君に熱視線゚
第32章 愛着

馴れ馴れしく腕を掴み甘えてくるアキを夏目は冷めた目であしらう

「うっそっ!
だって今夏目クンのお母さんが、『いい若いもんが家でずっとゴロゴロしてるだけだから引っ張り出してやって』って言ってたもん」


‥クソっババア余計なことを!


「べつに、ゴロゴロはしてねぇって!部活の朝練だって毎日行ってんだから‥」


そう反論した夏目に罵声が飛んだ。

「彼女がせっかく誘ってんだから、うだうだ言わず行きなさい!!」


「‥チッ」


「ほらっ!お母さんもあんな言ってるし」

‥っ、ババアのやつ


若い二人のやり取りを聞いていた母親の一声で夏目は仕方なしに家を出た










「‥どこ行くんだよ?」


夏目はバイクを車庫からだしながらアキに聞く

「街ブラしようよ」


「わかった‥
街に行きゃいいんだな?」


アキは返事をすると夏目にこれでもか、というほどにしがみつきバイクに乗った‥

今日も自慢の胸を露出した服装でいるアキは街に着くと人目を惹いている‥
そしていかにも恋人同士のように夏目と腕を組む。


‥暑い、うざい、かったるい。
腕を振りほどくのも面倒‥

夏目は黙って腕を組んでいた。

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