この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
君に熱視線゚
第32章 愛着
‥中学生になってまで手を繋ぐなよな‥//
なんとなく仲良さげな二人に妬けてしまう‥
中3の苗の隣に苗と同じ位の身長の悟‥
‥?!
夏目はふと、何かを思い出し前のページに戻った!
悟の家族と写した写真‥
どーみても、長身の家系
しかも爺さんも親父さんもソース顔‥侍の恰好が似合いそうな凛々しい面持ちをしていた
‥こいつ、
絶対いい男になるっ
晴樹のこともあってか、夏目はイケメンに対してコンプレックスを抱くようになっていた‥
ただ、苗の好みは普通と違うことを忘れているが‥
夏目は嫌な予感を確信しつつ三つ子と夜まで語った‥
「ただいま。」
夏目は夕飯を田中家でご馳走になり家に帰る。
そして、弟達に聞いた苗の携帯番号とメアドを見つめた。
田中家では普通に自分を歓迎してくれた‥
苗とも今までどおりに‥
夏目はそう願いながら苗に電話をかけた‥
♪〜
「苗――っ電話鳴ってる。」
「えー?今、手が放せないだょ、兄さん代わりに出て!!」
民宿の手伝いを済ませた晴樹が居間でくつろいでいると、苗が置き去りにした携帯が鳴りだした‥