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君に熱視線゚
第33章 夏祭り
今更、抵抗してもやめない!!
晴樹は苗の後頭部を包み込むように支え片手を苗の背中に回す‥
そして、キスに夢中になり過ぎた晴樹は苗の唇が自分の動きに一緒についてきてることにやっと気づいていた──
‥な‥え‥//
どうしたんだよ急に‥
目を閉じた苗は唇の力を抜き晴樹の荒い舌を素直に受け止める‥
晴樹はそんな苗を震える手でゆっくりと抱きしめた‥
荒いキスをする必要はない‥抑えつけなくても後頭部を鷲掴みしなくても‥
今日の苗は優しく受け止めてくれる‥
晴樹は疼く胸に顔を苦し気に歪めるとかすれた低い声で囁く‥
「‥‥ッ‥なえ‥
‥なんで?‥
どうして嫌がらない…っ…」
キスの音を立て熱い舌の絡み合う水音を響かせながら、晴樹は息継ぎをするように言葉を少しずつ呼吸と共に吐きだす‥
「‥ハァ‥‥苗ッ」
「だって‥今日の兄さん‥カッコイイから‥//
ハレンチでもちゅうくらいはいぃかなぁーなんて…//」
「‥っ‥//‥」
‥なんだ‥それ?
苗の答えに晴樹は目を見開く。
‥嬉しいんだか何だか訳わからん
「‥今日の俺だとキスも許せるのか?」
「‥ぅん‥//」
苗はもじもじしながら返事を返した。