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君に熱視線゚
第34章 誤解
戸惑う夏目に苗は挑戦的な視線を投げ掛ける!
「悟ちゃんが衣替えなら、大ちゃんはメリーゴーランドだょっ!!
だったら苗はソレより速い回転寿司だねっ!コンベアーに運ばれてくる寄りすぐりの恋を間発入れず手に入れられるように頑張るからッッ
絶対に取り逃がさないだょ!!
ティーチャーにだって負けないんだからっ!!」
「‥‥‥」
やけにキラキラとした挑戦的なクリ目を向けて苗は意気込みを見せる
そして夏目は友達から恋人‥‥恋人からティーチャーへと、大出世を遂げた‥
‥苗‥‥
なんか良く解んねぇんだけど‥
フラレたってことだよな?俺‥‥
そして、呆然と立ちすくむ夏目に苗は無邪気な笑顔を向ける‥
「ところで大ちゃん暇!?」
夏目のショックをよそに苗は普通に話しかけてくる
「ぅ、ん
暇だけど…」
「ホントに!?
じゃあ大ちゃん苗のお願い聞いてくれる?」
「‥//うん‥」
苗‥ちきしょ…
やっぱ可愛い―――ッッ
なんのお願いなんだょ‥
キラキラのクリ目で興奮しながらお願いする苗に夏目は目を細めた
‥なんか、こんな普通にされるとフラレたって、実感わかねぇ‥
苗のバカヤロ‥//
フラレた傍から益々、好きになっていってる自分に歯止めがきかない‥
夏目は胸の疼きを堪えるようにキュッ‥と下唇を噛んだ