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君に熱視線゚
第35章 バカンス
「はぁ、じゃあビール頂きます‥」
そしてご機嫌過ぎる満作に苗は釘をさす‥
「父ちゃん!今から海に行くんだから、あんまり飲んじゃダメだょっ」
「んなこたぁ、わかってらぁ!
俺を誰だと思ってんだ!!
父ちゃんだぞっ!!ガハハ」
‥だから言ってるんだょ
バスの全員がそう思っていた
「由美ちゃんは水着はもう試着した?」
「え!?ぁ、はぃぃ!‥//」
「そ、楽しみだな」
「──っ‥//」
意味ありげに微笑む晴樹に由美は赤面している‥
‥苗はどんな水着きるんだ?
まさか、苗もビキニじゃないよな?‥
そんなことを考えてる矢先に…
「苗ちゃんはビキニを着るのかな?」
‥お爺のヤツ‥//
聞いたのはハレンチお爺だった
二人の会話に晴樹は聞耳を立てる
「うぅん、普通の水着‥」
‥だろうな‥‥
苗の答えを聞いて晴樹は密かにホッとしていた‥
「うむ。
せっかくのバカンスなんだ‥ビキニを着なしゃい‥//
ホテルに着いたらSHOPでワシが買ってあげよう!!」
「‥‥遠慮します」
邪な表情のお爺に苗は丁寧に断った
‥当たり前だ
とにっこのスケベ爺ぃはっ!
身内ながら、お爺のハレンチな言動に冷や汗をかいてしまう。
ただ、この血が晴樹にも密かに濃く受け継がれていることを晴樹は考えないようにしていた