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君に熱視線゚
第35章 バカンス

「苗ッ──」

‥すげードキドキする‥//

やっぱり苗だ‥‥‥

俺‥

苗が好きだ‥‥‥


体の熱を冷ますように夏目は熱い吐息を吐きながら苗に唇を重ねる

苗との初めてのディープなキスに溺れそうになる‥

すげー気持ちいい──

キスってこんなに気持ちよかったっけ‥‥//


「──ッ‥大ちゃ‥

も、‥そのくらいでっ‥」

終わりそうもない夏目のキスに苗は待ったをかける

そんな苗から唇を離すと夏目は熱を持つ瞳で見つめ返す。そして再び唇を重ねながら言った

「──…!!っ…ンン‥」

「苗‥ッ

──もっとしたいッ‥」


したいっ‥

もっと‥‥いっぱいっ‥


バカだ俺ッッ!

すげーバカだ!!!

国体優勝じゃなくて都大会優勝にすればよかった!…



そぅ、夏目は今更ながら後悔していた


三ヶ月後に迫る都大会‥

そして‥

来年の夏に開催される国体‥‥‥


だいぶ先の約束に夏目はたった今!‥‥‥気づいてしまったのだ

それまでは苗とはいいお友達でいなければならない‥


‥くそッ!!
俺、ぜってぇ耐えらんねぇ!

夏目は今のこの貴重な時間を惜しむ事しかできなかった‥‥‥

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