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君に熱視線゚
第36章 続 バカンス
「晴樹!
苗ちゃんはどうした?」
苗の事を尋ねて来たのはハレンチお爺だった
「‥‥向こうの海で遊んでる‥」
「何!??
向こうの海はクラゲがおるだろうが!」
「──!!‥やばっ
忘れてたっ!!」
お爺の言葉に晴樹は我にかえった。
そぅ、お盆を過ぎた今時期はクラゲの大量出没期間‥
お盆過ぎでも安心して楽しめるように、ホテルには専用の人工プライベートビーチがちゃんとある‥
夏目の出現に動揺していた晴樹はクラゲのことをしっかりと忘れていた‥‥‥
「早く呼んでこい!
わしの苗ちゃんが刺されちゃったらどしてくれる!?」
‥──…っ…
お爺の言葉になんとなくムカつきながら晴樹は直ぐに苗の所へ向かった。
‥‥‥が、時すでに遅し。
「‥ンン‥ッ‥‥ぅム‥
───……!!!ッッ
いっだぁ───ッッ…」
「──…!?
なっ、どうした苗っ!?」
塞いでいた苗の唇からいきなり叫び声が漏れ、夏目は慌てるッ
「刺されただょッッ!!
何かにチクッ──て刺されただよ!!」