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君に熱視線゚
第4章 初夏
晴樹はぐずる苗の手を引き1年の教室へと連れて行った‥


そして取り残されたお嬢達は‥‥‥


「あの子‥憎めないんだけど、なんだか邪魔だわ」


「でも晴樹、ホンキで妹みたいにかわいがってるし‥」


「手なずけてみる?」



晴樹争奪戦に苗は知らずに巻き込まれるのだった‥‥












「あれ!?うそ‥‥‥
苗じゃん!!
晴樹サンと手ぇつないでる」


突然、走り去った苗を心配していた中島達は戻って来た苗の姿を見て驚いた。


苗は腫れた目で晴樹と直哉とご機嫌な様子で語りながら教室に戻って来た


「あっ、由美!中ちゃん聞いて!
あたしも結城の制服着れるかもだょ!!」



苗は中島達を見つけると晴樹達に手を振り中島の元に走り寄ってきた。


「なんで!?もしかして晴樹サンにあんた、おねだりしたんじゃ‥
(苗ならヤリかねない…)」


「違うょ
まさか、あたしもそこまではしないって!!」


苗は弁解しながら事の経緯を話した‥



「へぇ‥
でも、結局は晴樹サンが面倒見るんじゃない‥‥
苗ってちょっと、晴樹サンに迷惑かけすぎなんじゃなぃ?」


「…中ちゃん?‥‥」

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