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君に熱視線゚
第36章 続 バカンス
「今は無駄じゃないのかよ?」
「これは私にとって貴重な時間‥癒しの時間だ。
‥‥苗ちゃんパフェは旨いかい?‥//」
「はい!!」
「うんうん、もっと食べていいから」
‥‥苗が癒しかよ
満面の笑みで美味そうにマロンパフェを頬張る苗をお爺と智晴は嬉しそうに眺めている
「ところで晴樹‥」
そしてお爺が切り出した
「リディが今度コッチに来るそうなんだが‥」
「リディが?‥‥何しに?」
「お前に会いにだろう‥
当分の間、お前が面倒見てくれ‥」
‥‥俺が!??
晴樹は声に出さず表情のみで訴える
「向こうで世話になったんだ‥義理はちゃんと返すもんだぞ。」
「それはわかってるけど」
‥チッだからあの時、アパート借りるっつったのに‥
そぅ、
リディ=クライム 14歳
彼女は晴樹がアメリカに留学した際にホームステイしたホストファミリー‥
そして智晴のビジネスパートナー、
リチャード=クライムの愛娘でもあった。
付き合いが面倒臭いからアパートを借りて一人で住むと言った晴樹を
『人付き合いも勉強の内だ』
そう言って智晴は無理矢理ホームステイさせたのだった。