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君に熱視線゚
第36章 続 バカンス

‥カチャ‥


晴樹は大部屋を出てドアを閉める‥

‥クソッ―――!!


そして胸の内で罵声をあげ壁を叩いた



夏目の積極さに不安が募る


このままじゃまた苗を盗られるかもしれない―――


そんな思いが胸をよぎった














「んーいい潮干狩り日和だ!‥苗ちゃん、思う存分楽しみなしゃい!!」


翌朝、晴天にも恵まれ潮も引き、絶好の潮干狩り日和を迎えた。苗達はホテルから少し放れた海辺までバスで来ていた。


「うお、父ちゃんスゲー!見てよ、ホタテがある!!」

「なに!? よし、取って帰って今夜の夕飯にするぞ」

浅瀬の岩かげで陸がホタテを見つけ、興奮していた


「父ちゃん! ココにもあるよ!!」

「でかした空!!」

次々に見つかるホタテに満作は息を弾ませる‥


ホタテはお爺が苗達の為に朝一番で業者に依託して浜に蒔いていたのだった‥
その他に大アサリもたくさん蒔いてある

もちろん収穫が大漁だったことは言うまでもなかった…

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