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君に熱視線゚
第4章 初夏
‥ん‥‥やっぱないな…
晴樹は家に帰るなり部屋にこもると、苗のサイズと同じ夏服を持っている卒業生を学園のデータを集めネットで探していた‥
ただ、学園自体が創設5年と歴史が浅いため卒業生は二期生までしかいない‥‥
探し出すのは困難を究めた。
「しょうがないっ、
作ってやるか!」
晴樹の甘やかしが始まった…
「すごい屋上だね‥‥
なんだかセレブって感じがする‥‥」
明くる日のランチタイム‥ペンキもきれいに乾き、彩り華やかな花で飾られた屋上で苗と由美は弁当を広げた‥‥
「うん、でも今屋上に植物植えるの流行ってるじゃん!!なんだっけ‥ヒートアイランド現象を防ぐのに効果的らしいよ!建物も守ってくれるんだってさ」
苗はガイヤの夜明けで仕入れた情報を得意気に話た。
二ノ宮高校での屋上ランチはジベタに座り込んでの食事だったが、ここにはお洒落なテーブルと椅子のセットが何台か用意されてある…
まるで、ちょっとしたガーデンテラスのようだ‥
苗達以外に他のクラスの生徒もきていた‥