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君に熱視線゚
第4章 初夏

そこで咲き誇るのはやっぱり恋ばな‥‥

1年何組の誰がいい、かれがいい‥2年の‥3年の‥
そんな話しで色めいている


晴樹の名前もちらほらと聞こえてくるが、競争率の高そうな相手は端から諦めて手短で手を打つ者もいるようだ。


「ねぇ、1年の夏目君もいいよね‥‥」

「あぁC組の!?
水泳やってるだけあってイイ体してるよね///」


「そぅそぅ‥夏目物産の息子だって‥」

「うそっ!
かなりおいしぃじゃん」








「‥‥ここは女豹の巣窟だね‥‥‥」


「‥‥だね‥‥///」


苗のボヤキに由美は黙るしかなかった‥













「あ、結城サンだ‥‥」

「今日は中島さんの従兄弟とつるんでないんだ‥」



廊下のざわつきに教室でランチをしていた中島達のグループが箸をとめた‥


教室のドアが開き晴樹が顔を覗かせる

誰かを探しているように教室を見渡す晴樹に中島は当てずっぽうで言ってみた。

「苗なら、ここの屋上ですよ‥‥‥」


「あっ!そぅ?サンキュッ」


晴樹は中島に礼を言うと屋上にむかった


‥やっぱり苗か…
何の用なんだろ?…


中島は考え込みながら弁当をつついた…
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