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君に熱視線゚
第37章 学園祭
そぅ、今回の晴樹のクラスの出し物‥
それは、
*メイド&執事喫茶*
だった‥
メイドには男子が、執事には女子が扮装し、お運びをするというアキバ系の内容で展開される‥
出し物決めの話し合いで晴樹は断固反対したが多数決で圧倒的に女子が多い晴樹のクラスは瞬く間に結論が出てしまっていた
‥っとに、なんで女って男にこんな恰好させたがるんだ!?
「晴樹さん‥
なんか普通に似合ってますよ」
「あぁっ?なに!?」
直哉の誉めことばにも晴樹は不満を露にしている
だが‥‥確かに晴樹はメイド姿が似合ってしまっていた‥
バッチリメイクに付け睫‥ブロンドのクリクリカツラにカチューシャをつけた晴樹はまるで外人モデルかフランス人形のよう‥
ここまでメイクしてしまうと元が男とは想像もつかない‥そんなメイク‥
ギャルメイクだった
「なんか瞼が重ぇっ」
「じき、慣れますよ」
バサバサと長い付け睫で瞬きしながら愚痴る晴樹を直哉はなだめていた
そして、苗達のクラスも準備で慌ただしく賑やかだった‥
一年にとっては初めての学園祭‥みんな楽しんで準備に取り掛かっているようだ。