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君に熱視線゚
第37章 学園祭
「なえちん‥」
「ん?」
「‥その姿のテーマはいったいなに?」
由美は客寄せの準備を整えた苗に問いかける‥
「これ?
これはあれだょ有名な!
テーマはね
“寅さん食い道楽へ行く”だよ!!」
「‥‥そうなんだ」
苗の説明に由美は黙ってうなずく‥
フウテンの寅さんふうにラクダ色のスーツと帽子を被り大きなトランクケースを下げて顔には食い倒れ人形と同じデカ鼻眉毛つきの黒ブチ眼鏡を掛けている‥
「じゃあ、じゃんじゃんお客呼ぶからみんな頑張ってね!!」
そして苗は客寄せのために教室から出て放浪の旅に行った──
‥よし‥目指すは2年の校舎‥
兄さんの“萌えショット”を入手しなきゃだょ!!
苗はもう一度トランクに仕込んだカメラをチェックする‥
‥ふふふ‥完璧っ…
怪しい笑みを浮かべ寅さんは足を進めた…。
‥とにっ、なんでこんなもんまで履かなきゃなんねぇんだ!??‥///
足の毛までキレイに処理され晴樹は白いガーターストッキングを身につける‥
もちろん、おパンツも萌え萌えメイドパンツを着用させられていた。