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君に熱視線゚
第38章 学園祭*付録


「客なら後ろに並んでるぜ?」


晴樹は苗に助け舟を出した。


ただ‥‥‥晴樹の言う通り、煎餅屋と書かれた看板の入口に立っていた晴樹達の後ろには、いつの間にか人だかりが出来ていたのだ。


そう、この校舎は今でも女子校のまま──


不思議な恰好の苗に続き、ぞろぞろとイカメンを連れてきたせいで女性客の行列が出来ていたのだ


「ふふふ、計画通りだ‥」

「どこがだよ」


顎に手を添え不気味な含み笑いを溢す苗に晴樹はツッコミを入れる‥


そんな晴樹達に苗は言う


「兄さん!この際だからサクラになってよ!!」


「サクラって何すりゃいいん‥―――」

「おぉっうめぇな、このチョコバナナ!!」


苗が説明しようとした矢先に貴志の興奮した声が聞こえてくる


「‥‥‥」


「あんな風にすればいいだょ」


苗は貴志を指差して言った

立て看板メニューには色々な種類が書かれている。

*チーズチョコバナナ

*塩キャラメルバナナ

*ヨーグルトバナナ

*ジャムバナナ
(苺 ブルーベリィ マンゴー)

* 水飴煎餅
(お好みトッピング承ります)


‥なんか見ただけでムネヤケしそうだな?

晴樹はそう思った

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