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君に熱視線゚
第38章 学園祭*付録

直哉からそれを受け取り晴樹は再び顔を赤く染めた。

「俺、こんな顔してんのか!?‥///」


晴樹の問いに直哉は頷き答える

「その顔見たら思いっきりバレバレですよ」


直哉に言われ、再び顔を伏せる。晴樹は余りの恥ずかしさに顔を上げることができなかった‥


それは、先ほどインスタントカメラで写したメイド姿の苗とのツーショットの写真‥

自分にぴたりと寄り添う苗を、愛しそうに見つめる恋するボーイが写っている‥


‥恋するボーイ‥か。

なるほどね‥///



そして、自分の写真を見て改めて晴樹は確信していた…


やっぱり好きなんだと‥


好きで好きでたまらない娘なんだと‥‥‥


「直哉‥

俺‥苗みたいなパターンは初めてでどうしていいか解んねぇんだよ‥」


晴樹はため息をつくと空を仰ぎながら直哉に語りかけた。


‥苗みたいな女の子も初めてだし、自分が本気で惚れたのも初めて──


苗のことになると感情の起伏が激しくて抑えが効かなくなる‥

嬉しさや嫉妬‥すべてに対して過剰に心が反応してしまう‥



「‥あ、ちょっと‥邪魔しちゃ悪いから俺、行きます」


「え?‥」

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