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君に熱視線゚
第39章 海外からの来訪者


‥苗より綺麗な日本語使うじゃねえか
ほっといても絶対に大丈夫だっつーのに‥


日本語でお世辞まで言う14歳の少女を見て晴樹は思う。


‥苗の方が絶対日本でも迷子になる!!!


「荷物はこれだけか?」


晴樹はそう言いながらリディの荷物を取ると駐車場へ向かう。そして歩きながら時計を確認した‥


‥なんだかんだ言って結局もう五時前。
早めに帰れたらお詫びに苗に食事でもご馳走しようと思ったのに‥
とことん予定が狂っちまう!


晴樹は暗い表情でため息をこぼしていた‥




そんな晴樹の心情も知らずリディは嬉しそうに、腕を組んでくる。


「晴樹、家に荷物置いたら美味しい天ぷらを食べに行きたいわ!」

リディは綺麗な笑みを浮かべ〃連れてってね!〃そう晴樹に催促した‥


『エスコートも頼んだぞ』

リディに甘えられ、智晴に言われた言葉を思い出す‥


晴樹は小さなため息をつくと、力なく笑い返しリディの頭を撫でて〃わかったよ。〃そう返事を返した。


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