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君に熱視線゚
第39章 海外からの来訪者
「うわぁ、大ちゃん!
見て!すごい顔してるよ!!」
「え、マジ!?」
USJで散々遊び回った二人は自動で撮られた写真を見て大騒ぎしている‥
スライダーの高い位置から直角に水面に落ちる瞬間を撮られていたらしく、二人のこの世の者とは思えない絶叫顔が写っていた。
「記念に買うか!
苗の分も買ってやるよ!」
夏目はサービスで撮られたその絶叫写真を、苗と自分の分の二枚、購入していた。
「USJって初めて来たけど面白いだね!
兄さんが行きたがるのがわかる気がするだょ」
いや、それで行きたがってた訳じゃないと思うけど…
夏目は少し苦笑う
「そうだな
大人も遊べるもんな!」
ホクホク顔で誤解したことを言う苗に夏目は合わせるように相槌を打ち返した
苗は今回、行くことのできなかった晴樹にお土産でバットマンのキーホルダーを購入し、そしてバスに乗り暗くなった夜道を夏目と一緒に帰った。
疲れ果て眠り込む苗に肩を貸し、夏目はバスの中で苗の寝顔を写メに収める。
そして眠りこける苗の手を握りながら、今日写した沢山の苗とのツーショットの写メを眺めた。
‥苗‥こうしてると、どっからどう見ても俺達普通の恋人同士だよな‥//
夏目は携帯をしまうと苗の寝顔を眺めて自分も眠りについた。