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君に熱視線゚
第39章 海外からの来訪者
「晴樹!バッテラ頼んでいい?」
‥バッテラ
「お前、欧米人なのにバッテラ食うのか?」
臭みのあるものを好む青い瞳の少女に晴樹は問いかける
「あら、食に欧米人も何も関係ないわ
バッテラはダディの大好物だもの、小さい時から良く食べてたわよ」
「‥‥」
どうやら、日本かぶれしていたリチャードの影響でクライム家の食卓は和食中心のようだった‥
運ばれてきた、バッテラ寿司と天ぷらを食べながらお吸い物をすする姿は何とも不思議な感じがする
‥俺より箸を上手に使いやがって‥//
日本の作法をきっちり教え込まれたリディは立ちい振る舞いも洗練されていた。
食事を済ませ、家に戻ると晴樹はリディの荷物を一緒にほどいてやる。
そしてリディはアメリカのお土産を晴樹に渡した。
「これ、近所の人に配ってってママが‥」
「近所?」
日本は何かと配り物をする国だと思われている為、ママはアメリカのお菓子をいくつか娘に持たせたようだ
‥最近の日本人より日本人らしいな
「サンキュー。後で配るから‥」
晴樹はその好意を素直に受け取っていた