この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
君に熱視線゚
第4章 初夏
「いゃ〜やっぱ人生って悪いことだけじゃないんだねぇ〜」
晴樹を見送り苗はご機嫌に語り出す
そして正面を見て苗は目をパチクリさせて言った。
「由美までどったの?
やっぱり屋上の照り返し!?」
苗は自分は何ともないのにそぅ思いながら周りを見渡すと‥
周りのみんなも真っ赤に紅潮していた…
‥ヒートアイランド現象だ…
苗は不思議そうな表情で周りを見渡していた。
そして、屋上の扉を出て、昇降階段の踊り場でしゃがみ込む男が一人‥‥
…あいつ‥いきなりなんてことするんだ!?///
学園一の色男は赤面男になっていた。
気を取り直して立ち上がる。
‥‥階段を降りようとしたが晴樹は少し戸惑った
…まだ、やばいな///…
晴樹は顔の熱(ほて)りを手で確認すると階段を降りるのを少し躊躇した
先が読めないから面白いんだけど‥
…ほんとに突拍子もないことしてくれる
少し落ち着き教室に戻った晴樹は直哉の話も上の空に突然、苗のハグを思い出し口元を緩ませた。
「‥‥何だかすごく嬉しそうですね?顔まで赤くして‥」
「なんでもないっ…///」
慌てて口元を隠したが間に合わず晴樹は直哉にツッこまれてしまった…