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君に熱視線゚
第39章 海外からの来訪者

「‥‥‥」


「晴樹?どうしたの?」


切った携帯を手にしたまま立ちすくむ晴樹にリディは声をかけた


‥夏目と‥

――――なんで‥



なんで‥あいつなんだ?



なんでいつもッッ―――


俺がどんな思いして今日を諦めたと思ってんだよ!



「っくそッッ‥」


「‥‥

‥晴‥樹?」

悲痛な表情を浮かべソファにドサッと腰を下ろし頭を抱える晴樹にリディは恐る恐る話かけた


「大丈夫?」心配そうにそう声をかけリディは晴樹の頭を撫でようとしたが晴樹はその手を無意識に払い退けてしまった



「っ‥あ‥ごめんリディ‥

ごめんなっ」


一瞬ショックを受け、払われた手を庇いながら見つめてくるリディを晴樹はなだめるように口を開いた



「ごめん‥ほんと大丈夫だから‥気にすんなよ。

ちょっと疲れたから部屋に戻る、わからないことは村井に聞いて‥」


その場を誤魔化し晴樹は笑顔を向けてリディの頭を撫でる。そしてソファから腰を上げ自分の部屋に戻って行った


‥晴樹‥
全然大丈夫そうじゃないわよ‥


リディは晴樹の後ろ姿を眺めながらさっきの晴樹の表情を思い出していた。


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