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君に熱視線゚
第40章 心の変化
村井は苗に丁寧にお礼を言うと自分の名刺を差し出した。
―村井 徳人―
「むらい とくひと‥?」
「徳人(のりと)です
ローマ字で、かなもふってありますから‥
後で登録したらメールと電話を下さい。
晴樹さんと連絡取りづらいときは私にご連絡頂ければいいですから!」
「ああ!
それはナイスなアイデアだょ!」
‥いやそこまでナイスなアイデアでは‥
興奮する苗に村井は心の中で謙遜している
そして苗はやけに浮かれた口調で語っていた‥
「じゃあ、今日からメル友だね!!」
「えメル友?」
「んじゃ帰ったらすぐメールするだょ!」
戸惑う村井に苗は明るく手を振り帰っていく‥
そして几帳面な村井はこの日から苗にとって一番のメル友になるのだった。
―ブブ
‥ん、あら?村井さんからだわ?
見物で歩き疲れカフェテリアで一休みするリディの携帯に村井から連絡が入る。
「ハイ!どうしたの?これアタシの携帯よ?もしかして掛け間違えちゃった?」
リディは自分と晴樹の番号を間違えたと思い、からかいながら村井に話しかけた