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君に熱視線゚
第40章 心の変化
『間違えたんなら晴樹にこのまま代わる?』
「いえ、リディさんに直接、お願いが‥」
コーヒーを注文してくれている晴樹に目を向けながら言うリディに村井は用件を手短に告げる
『アタシにお願いっ?』
「はい。晴樹さんちょっと体調が悪そうでしたらなるべく今日は早めに引き上げて帰ってきて下さい‥
晴樹さんに直接言っても無理してリディさんに合わせ兼ねないのでリディさんが様子を見て判断して頂ければと‥
では、お願いします。」
『オーケ、わかったわ』
「‥リチャードから電話か?」
村井に返事をして携帯を切ったリディに、二人分のコーヒーを手にした晴樹が尋ねる
「ええ、まあね!
ところで晴樹、」
「ん‥」
晴樹はホットコーヒーを飲みながらリディの問いかけに返事を返した
「‥‥‥なに?
次はなんのお願いだ?」
口に含んだコーヒーを飲み込むと晴樹はホッと一息つき、リディに聞き返した
「晴樹、今日体の調子悪い?もし悪かったら今日はこの辺にして帰ろうか?」
「なんで?全然悪くないぜ?珍しいなリディがそんな気をつかうなんて」
「‥‥っ
アタシだって気くらいは使うわよ!!」