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君に熱視線゚
第40章 心の変化
「はは!ジョークだよ
そんなに怒るなって!
美人が台無しだぜ?」
ぷぅ、と頬を膨らませそっぽを向くリディのほっぺをつんつんつつきながら晴樹は機嫌をとる。
「もうっ子供じゃないんだからレディをからかうのはやめて!!」
そんな自分のほっぺをつつく晴樹の手を叩きながらリディは言った
「晴樹はおじさんだから歩き疲れたんじゃないかって心配したの!!」
「へいへいお嬢様!おじさんの体はなんともないよ‥
お前こそどうしたんだよ急に?」
‥俺ってそんな疲れてるように見えてたのか
晴樹はコーヒーショップのウィンドウに映る自分にチラリと目をやった
‥あんま、よく見えねえ
疲れてる‥か。
寝不足のせいか‥
苗のことが頭から離れず結局眠れなかった‥
もし苗に彼氏が出来たらと思うと息が詰まって‥
今の晴樹にとって明るいリディの存在はどちらかといえば有難い。一人になるとどうしても苗のことを考えてしまうから‥
‥今日も寝れなかったら‥
正直、しんどいな‥
「晴樹!
幸せが逃げるわよ」
「‥‥」
考え込み自然に疲れきったため息をついた晴樹にリディが忠告していた