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君に熱視線゚
第41章 心の変化(苗の異変)

せっかくの秋桜も見ずに睨み合う二人‥

そして、夏目はついに切札を出す──


「苗!‥」


「ん?」


「俺、再来週の日曜、都大会あるから!!
応援来てくれるんだろ?」

「再来週?
うん。再来週だったらお母ちゃんも大丈夫だと思う!
お弁当はエビチリでいい?」

「エビチリ食べたいけど、お腹下すとまずいから刺激物はなるべく‥

“俺の為に”なんか他にスタミナつくやつ苗が考えてよ!!」


「スタミナ?わかった!!」

あからさまに当て付けて言う夏目の言葉を晴樹は鼻で笑いながら弁当を口に運ぶ。

「約束だぞ!!俺、頑張って優勝するから!
絶対、優勝して苗ともう一回やり直すんだから!!

苗の為に頑張るんだからな!!」


そんな夏目の言葉を耳にして弁当を食べる晴樹の手が止まった。

──‥!

‥なに?‥


「わかっただょ‥//

わかったから何もここで言わなくても‥//」


晴樹は目を見開き二人を見つめる‥


‥やり直すってどーゆうことだよ!?



晴樹の手前、夏目は“国体”で優勝したら、もう一度やり直すということをわざと隠し宣言していた


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