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君に熱視線゚
第41章 心の変化(苗の異変)
ほんの一時でも一緒にいたい‥
そんな気持ちを少しでもいいから晴樹は苗にわかって欲しかった。
「あいつに遠慮することないから‥」
そう言って説得してくる晴樹に苗は笑顔を返しながら言う
「うん‥‥でも、また今度でいいだょ、今からだと遅くなるからさ!‥
帰って家のこともしなきゃだし‥」
──…苗?
晴樹はそう言って笑う苗の笑顔が少し気にかかった‥
少し疲れた感じで無理に作った笑顔を心配そうに晴樹は覗き込む。
「ごめんな‥やっぱ、疲れたよな‥
よし!
わかった‥じゃあ、もう帰ろうか‥な!」
二人で話しをしていると、買い物を済ませまだ、どこかの店を見に行こうとするリディに晴樹が言い聞かせる
「ねえ晴樹!!次はっ‥」
「次は無し!
もう、散々買い物しただろ!?これ以上買ってどうすんだよ!」
「えーっ!!だってまだ見たいとこっ‥」
「駄目だ!」
言い切る晴樹にリディは口を尖らせ抗議している
そんな二人を眺め、苗は口を開いた
「兄さん、苗は一人で帰れるからいいょ‥」