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君に熱視線゚
第4章 初夏
‥エライ、間をあけて赤くなりやがったな…本命か?
拓海はほんのり色づく晴樹の表情を見て思った
「じゃ、測るからまっすぐ立ってて!」
拓海はメジャーを手にとり採寸を始める‥
晴樹は苗に拓海を紹介すると側のソファに腰掛け様子を眺めた‥
「脱がなくてもいいの?」
「──!///…ばかっ、脱がなくても測れる!!ドレス作る訳じゃないんだから!!」
晴樹は真っ赤になって叫ぶ
「大丈夫だよ、脱ぎたいなら脱いでもいいけど‥‥」
苗の問いかけに拓海はそう応えた。
寸法を測る拓海を苗はじっと見つめながら思う‥
‥この人…ルパンみたい…//
そう、短い頭髪に長めの
モミアゲ‥細面の顔立ちで、ちょっとサルっぽい‥
そして細身の体にフィットしたこれまた、細身のスーツ‥‥
素足なのか履いてるのか分からない程の石〇純一 ばりの靴元に、少し丈の短いズボンからは細〜い足首が覗いている…
完全にルパンだった。
…なんだか、すごい見られている気がするな‥‥
拓海は少し冷や汗をかいていた。
拓海は胸囲を測る為に苗の背中に手をまわす‥
「ばかっ!何っ抱きついてんだよ///」
苗の動作に晴樹は怒った