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君に熱視線゚
第41章 心の変化(苗の異変)
リディの言葉を聞いて晴樹は顔をあげる
「お前‥
我が侭って言葉の意味知ってんのか!?」
自分を棚に上げて言うリディに晴樹はキレながら質問していた
八時を過ぎた頃、田中家の玄関先で車の停車する音が聞こえてくる
「あ!
姉ちゃんが帰ってきた!!」
タクシーの止まる音に気づくと腹を空かせた陸たちが玄関を開けて苗を出迎えてくれていた
「ただいま‥だょ」
「‥‥‥おかえり。」
「タクシーに荷物あるから運んでくり‥
姉ちゃんは疲れたからもう寝るだょ‥」
「‥‥わかった」
やけに元気のない苗に驚きながら陸達は渡されたお持ち帰りを手に、自分の部屋に向かう苗を見送る。
「珍しいな?姉ちゃんがあんなに疲れた顔見せるって‥」
そんな陸の呟きに、海と空が無言で頷き返していた‥
「はぁ‥」
苗は自分の部屋に入ると何度も小さいため息をつきながら寝巻きに着替える。
‥何だか身体がだるいだょ。。。
すごく疲れちった‥
兄さんの風邪がうつったかな‥